7歳からゴルフを始めた柏原明日架プロは、中学3年時に「日本女子アマ」で2位に輝き、「日本女子オープン」では当時の最年少予選通過記録を樹立しました。
2014年にプロテストに合格したのち、2019年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でプロ初優勝、同年の「NOBUTA GROUPマスターズGCレディス」で通算2勝目を挙げました。
今回の記事では、人気の女子プロゴルファー・柏原明日架選手の2023年版クラブセッティングをご紹介します。
プロゴルファー・柏原明日架のクラブセッティング 2023年版
柏原明日架プロは、キャロウェイゴルフとスポンサー契約を結んでおり、ドライバーからゴルフボールまで全て同社の製品を使用しています。
メーカー | クラブ名 | シャフト | |
ドライバー (10.5°) | キャロウェイ | パラダイム トリプルダイヤモンド | ディアマナ GT 60S |
フェアウェイウッド (3番15°) | キャロウェイ | ローグ ST MAX フェアウェイウッド | ディアマナ GT 60S |
フェアウェイウッド (5番18°, 7番21°, 9番23°) | キャロウェイ | ローグ フェアウェイウッド | ディアマナ カイリ70S |
アイアン(7番〜PW) | キャロウェイ | APEX アイアン(2019年) | NSプロ 850GH neo S |
ウェッジ(48°, 50°, 56°) | キャロウェイ | JAWS RAW ウェッジ | NSプロ 850GH neo S |
パター | キャロウェイ | オデッセイ TRI-BEAM TWELVE CS | |
ボール | キャロウェイ | クロムソフト X トリプルトラック |
ドライバー(10.5°):パラダイム トリプルダイヤモンド(キャロウェイ)
ジョン・ラーム選手や、河本力選手なども使用するキャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」。「パラダイム」シリーズの中で最もハードでアスリート仕様の製品を、柏原明日架プロは使用しています。
低スピンで捕まりを抑えやすいドライバーであり、上級者にとっては扱いやすいドライバーでありつつも、初心者にとってはスライスやドロップしか出ない難しいドライバーになりやすいです。
柏原明日架プロは、この上級者向けのドライバーに「ディアマナ GT」をセッティング。中元調子でありながらもドロー系のボールが打ちやすいシャフトであるため、捕まらない「パラダイム トリプルダイヤモンド」と合わせているのかもしれません。
フェアウェイウッド(3番15°):ローグ ST MAX(キャロウェイ)
キャロウェイ「ローグ ST」シリーズ4種類の中で、幅広いゴルファーに合うよう作られている「ローグ ST MAX フェアウェイウッド」。飛距離性能の高さがこのフェアウェイウッドの大きな魅力であり、軽く振ってもしっかりと飛距離を稼ぐことができるでしょう。
ドライバーとの流れも汲んでか、柏原明日架プロは、このフェアウェイウッドにも「ディアマナGT」をセッティングしています。
フェアウェイウッド(5番18°, 7番21°, 9番23°):ローグ(キャロウェイ)
柏原明日架プロは、5番〜9番の3本のフェアウェイウッドには、2018年発売の「ローグ フェアウェイウッド」をセッティングしています。「ローグ フェアウェイウッド」は女子プロ使用率No.1に輝いたこともあるクラブです。
“非常に素直なフェアウェイウッド” であることがこのウッドの特徴であり、安定性・寛容性・飛距離性能ともバランス良く取れています。
2018年モデルであるため、2023年時点では新品はほとんど販売されていませんが、使い勝手の良いフェアウェイウッドをコスパ良く手に入れたい方は、このモデルの中古品を買ってみても良いかと思います。
アイアン(7番〜PW):APEX アイアン(2019年)(キャロウェイ)
安定性が高く、飛距離性能が抜群のキャロウェイ「APEX(2019)」アイアン。「APEX」アイアンは2021年に新モデルが発売されましたが、柏原明日架プロは2019年モデルのものを使用し続けています。
上級者好みのコンパクトなアイアンであり、安定して高い弾道を打て、ドロー・フェードの打ち分けができるアイアンを探している方にはおすすめです。
ウェッジ(48°, 50°, 56°):JAWS RAW ウェッジ(キャロウェイ)
柏原明日架プロは、ウェッジにはキャロウェイ「JAWS RAW ウェッジ」をセッティングしています。
フェース面のみノーメッキとなっているこのウェッジは、フェースのどの部分でボールをヒットしても抜群のスピン量を得ることが可能。この点も影響してか、ジョン・ラーム選手を代表に数多くのプロゴルファーがクラブセッティングに組み込んでいます。
また、打感の柔らかさも有名メーカーのウェッジの中では最高レベルなので、ウェッジ選びの際に打感も気にされる方は試してみる価値があると言えます。
パター:オデッセイ TRI-BEAM TWELVE CS(キャロウェイ)
パターには「オデッセイ TRI-BEAM TWELVE CS」をセッティングしている柏原明日架プロ。
2023年に発売されたパターには、トライアングル形状をした斬新なラケットホーゼルが採用されており、従来のパター以上にヘッドがしっかり支えられ、オフセンターヒット時のブレが軽減されます。
そのため、意図したラインや距離感から大きく外れることが少なくなり、より正確なストロークを実現しやすくなりました。
「TRI-BEAM」シリーズに関しては、小祝さくらプロや上田桃子プロ、竹田麗央プロ、申ジエプロ、後藤未有プロなどが使用しています。
ボール:クロムソフト X トリプルトラック(キャロウェイ)
ボールはキャロウェイ「クロムソフト X トリプルトラック」を使用しています。
「クロムソフト X」は非常に硬いゴルフボールとなっており、ヘッドスピードが速いゴルファーが使用すればより高い飛距離性能を得ることができます。柏原明日架プロのヘッドスピードはおおよそ43m/sと推測され、この程度のHSがあれば「クロムソフト X」の性能を引き出せると言えます。
直進性の高さにも秀でてたボールなので、ハードヒッターであり若干ボールが暴れるような方にはおすすめです。
柏原明日架プロのクラブセッティングは力のある男性ゴルファーの参考にもなる
「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」を代表に、柏原明日架プロのクラブセッティングにはハードヒッター向けのクラブ・ボールも数多く入っています。
そのため、力のある男性ゴルファー(HS約42m/s〜目安)でも十分に参考にできるクラブセッティングだと言えます。
「どのクラブを選ぶと良いか分からない」とお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。