松山英樹プロのクラブセッティング 2024年版

プロゴルファー・松山英樹のクラブセッティング 2024
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ゴルフをやる人は誰でも知っている松山英樹選手は、1992年に愛媛県松山市で生まれ、日本アマにも出場した経験を持つ父親のもとで4歳の頃からゴルフを始めました。

ゴルフに集中するため地元の愛媛県を離れ、ゴルフ部がある高知県の明徳義塾中学・高校に進学。その後、ゴルフの強豪校・東北福祉大学に進学し、在学中の2011年にはマスターズに出場、日本人として初めてローアマチュアを獲得しました。

大学在学中の2013年にプロ転向を表明し、直後に出場した「つるやオープンゴルフトーナメント」で初優勝を飾りました。この年には4勝をおさめ、史上初のルーキーイヤーでの賞金王になっています。

PGAツアー初優勝は2014年の米国メモリアルオープン。2021年にPGAメジャー大会の一つである「マスターズ・トーナメント」でアジア人初の優勝をおさめ、あこがれのグリーンジャケットを身につけました。

今回の記事では、そんな松山英樹選手の2024年版のクラブセッティングを紹介します。

目次

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松山英樹プロのクラブセッティング(2024年版)

松山選手はレクサス(トヨタ自動車)に所属契約を結んでおり、クラブのスポンサー契約はスリクソン、ゼクシオなどのブランドを扱っているダンロップと締結しています。

メーカークラブ名シャフト
ドライバー(9.5°)ダンロップスリクソン ZX5 Mk II LSドライバーツアーAD DI 8-TX
フェアウェイウッド(3番15°)テーラーメイドSIM2 フェアウェイウッドツアーAD DI 9-TX
フェアウェイウッド(5番17.5°)コブラKing RADSPEED ツアーツアーAD DI TX
アイアン(4番~PW)ダンロップスリクソン Z-フォージド II アイアンDG ツアーイシュー S400
ウェッジ(52°, 56°, 60°)クリーブランドRTX4 フォージドDG ツアーイシュー X100
パタータイトリストスコッティキャメロン プロトタイプ
ボールダンロップスリクソン Z-STAR XV

ドライバー(9.5°):スリクソン ZX5 Mk II LS(ダンロップ)

ドライバー(9.5°):スリクソン ZX5 Mk II LS(ダンロップ)
出典:ダンロップゴルフ公式サイト


「スリクソンZX」ドライバーには、松山英樹選手が使用している「ZX5 MkII LS」以外に、「ZX5 MkII」、「ZX7 MkII」という2種類のドライバーがあります。

ダンロップは、「大きな飛距離と寛容性を兼ね備えたZX5 Mk II ドライバー」、「低スピンで大きく飛ばすZX5 Mk II LS ドライバー」、「大きな飛距離と操作性を兼ね備えたZX7 Mk II ドライバー」と紹介しており、それぞれのクラブが「寛容性」、「低スピン性能」、「操作性能」に特徴を持つクラブであることが分かります。

松山英樹選手が使用している低スピンで飛ばす「ZX5 MkII LS」は、重心が浅くて低いためボールに爆発的なスピードを持たせることができます。ただ、他のタイプに比べて曲がりやすくなるので、上級者向けクラブといえます。

「ZX」シリーズでは、3モデル全てにフルチタンを採用し、スリクソン史上最大のボールスピード「REBOUND FRAME Mk II」技術を実現。フェース面の高反発エリアが、従来モデルより110%に増えています。また、クイックチューンシステムを搭載しているので、ロフト角やライ角も調整が可能です。

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フェアウェイウッド(3番15°):SIM2(テーラーメイド)

フェアウェイウッド(3番15°):SIM2(テーラーメイド)
出典:テーラーメイドゴルフ公式サイト

テーラーメイドの「SIM2フェアウェイウッド」シリーズには「SIM2」、「SIM2 MAX」、「SIM2 MAX D」の3種類がラインアップされています。

松山英樹選手が使用しているのは「SIM2」の3番ウッドでロフト角は15度です。ただ、フェアウェイウッドには珍しくカチャカチャ機能がついているのでロフト角の調整ができます。

「SIM2」は直線的で強いボールが打てる特徴があり、「SIM2 MAX」はボールが上がりやすくなっています。「SIM2 MAX D」はつかまりの良いショットが打てるように設計されています。

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フェアウェイウッド(5番17.5°):KING RADSPEED ツアー(コブラ)

出典:Yahoo!ショッピング

コブラ「KING RADSPEED」フェアウェイウッドシリーズは「KING RADSPEED」、「KING RADSPEED Draw」、「KING RADSPEED Tour」という3タイプがあり、松山英樹選手は上級者向けの「KING RADSPEED Tour」を使用しています。

「KING RADSPEED」は、一般ユーザーが最も使いやすいタイプとして設計されていますが、「KING RADSPEED Draw」は、よりつかまりの良いボールを打ちたい中上級者向けとなっています。また「KING RADSPEED Tour」は、更に上級者向けに設計されています。

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アイアン(4番~PW):スリクソン Z-フォージド II(ダンロップ)

出典:ダンロップゴルフ公式サイト

「Z-FORGED II アイアン」は、前作の「Z-FORGEDアイアン」の進化版で、縦のコントロール性を向上させています。低く抑えたり、高さを出したりといった上下の操作が容易になり、入射角やボール位置でスピン量もコントロールできるようになりました。

これらの改善は、松山英樹選手を始めとしたダンロップ契約の選手の意見を取り入れたことで実現しており、よりアスリート向けに改良されたマッスルバック型のクラブとなっています。

「Z-FORGED II アイアン」のロフトは、4番が23°, 5番が26°, 6番が29°, 7番が33°, 8番が37°, 9番が41°, PWが45° となっています。

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ウェッジ(52°, 56°, 60°):RTX4 フォージド(クリーブランド)

出典:ダンロップゴルフ公式サイト

「RTX4 フォージド」は、日本の芝の特徴を加味して「RTX4」ウェッジから改良されたものです。

フェース面積を「RTX 4」よりわずかに広めるとともに、フェースの上部にいくほど厚みをもたせた「逆テーパーブレード設計」を採用。これにより、スイートエリアを上下に広くとることができ、打点が上下にズレた場合でも、ボール初速が安定し、狙い通りの距離感を出すことができます。

また、もともと優れたスピン性能をもっていた「RTX4」に対して、2種類の異なるフェースミーリングにより表面を粗くし、さらに精密なレーザーミーリングを施すことでスピン性能を高めています

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パター:スコッティキャメロン プロトタイプ(タイトリスト)

出典:楽天市場

松山英樹選手はスコッティキャメロンのパターを使用しています。ただ、試合会場のグリーン状態や自分のパッティングの調子によって試合ごとにパターは使い分けているようです。

主に使用しているパターとしては、スコッティキャメロン・ニューポート2 GSSが挙げられ、2023年の練習ラウンドではスコッティ・キャメロン SPECIAL SELECT JET SETも試していました。

ボール:スリクソン Z-STAR XV(ダンロップ)

Z STAR XV
出典:ダンロップゴルフ公式サイト

ダンロップ「Z-STAR」シリーズには、「Z-STAR」、「Z-STAR XV」、「Z-STAR ♦(ダイヤモンド)」の3種類がラインアップしています。松山英樹選手は「Z-STAR XV」を使用しています。

特徴としては、新開発の「ファストレイヤー D.G.」コアは1層のコアで2層分の働きをするようになっており、エネルギーの伝達効率が良くなっている点。また、高摩擦「Spin Skin+」コーティングを採用して、インパクト時のボールの滑りを低減できるようにしているので、ゴルファーの意図通りにスピン量をコントロールできます。

「Z-STAR」は、グリーン周りの技術でバーディを狙いたい人やソフトなフィーリングにこだわりたい人​、「Z-STAR XV」は、ドライバーで飛距離を出してバーディを狙いたい人、「Z-STAR ♦(ダイヤモンド)」は、セカンドショットの精度でバーディを狙いたい人に適しています。

松山英樹プロのウッドのセッティングはアマチュアゴルファーにも参考になる

松山選手のクラブセッティングはそれぞれアスリート向けになっており、アマチュアがそのまま使用してもボールを上手くコントロールするのは至難の技になってしまいます。

松山選手はダンロップと契約しているにも関わらず、メーカーにとらわれずに自分にあったフェアウェイウッドをバラバラ選択しています。ドライバーとフェアウェイウッドを違うメーカーにすることはプロでも比較的多いのですが、3Wと5Wで違うメーカーのクラブを選択しているのは松山選手のクラブ戦略といえます。

アマチュアはドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティーまで同じブランドで揃える傾向があります。自分にあったクラブを選択するという考え方はアマチュアにも通用するかもしれません。

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この記事を書いた人

d.ishidaのアバター d.ishida ゴルフライター

会社役員を退任後、趣味のゴルフを活かして、ゴルフ関連の記事執筆を行う。また、現役シニアツアープロのYouTubeチャンネルの運営・企画・撮影・編集も担当している。

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