国内男子ツアーにおいて、圧倒的な飛距離を武器に活躍をする河本力プロ。2023年6月現在でのドライビングディスタンスは317ヤードであり、他の国内男子プロを追随させていません。
戦績を見ても、2020年『日本オープン』5位でのローアマ獲得、2021年Abemaツアー『TIチャレンジin東条の森』での史上4人目でのアマチュア優勝、プロ1年目・2022年『Sansan KBCオーガスタ』『バンテリン東海クラシック』での2勝など、輝かしい成績を多数誇ります。
今回は、日本のゴルフ界の今後を先導していくであろう河本力プロの、2023年版クラブセッティングをご紹介します。
河本力プロのクラブセッティング(2023年版)
プロゴルファー・河本力選手のクラブセッティングは以下の通りで、ドライバー、フェアウェイウッド1本、ユーティリティ1本、アイアン7本、ウェッジ3本、パターの合計14本が入っています。
(2023年東建ホームメイトカップでのクラブセッティング)
メーカー | クラブ名 | |
ドライバー(9.0°) | キャロウェイ | PARADYM トリプルダイヤモンド |
フェアウェイウッド(3HL) | キャロウェイ | PARADYM トリプルダイヤモンドT |
ユーティリティ(18°) | キャロウェイ | X FORGED UTアイアン |
アイアン(3番, 4番) | キャロウェイ | APEX TCB アイアン |
アイアン(5番 – 9番) | キャロウェイ | APEX MB アイアン |
ウェッジ(48°, 54°) | キャロウェイ | JAWS RAW ウェッジ |
ウェッジ(60°) | キャロウェイ | JAWS ウェッジ |
パター | キャロウェイ | ODYSSEY WHITE HOT OG ROSSIE S |
ボール | キャロウェイ | CHROME SOFT X LSボール |
ドライバー:PARADYM トリプルダイヤモンド(9.0°)(キャロウェイ)
河本力プロは、ツアープロモデルの「PARADYM ドリプルダイヤモンド」を使用しています。
このドライバーは浅重心でありスピン量を大きく減らせることが特徴的。初心者には難しいドライバーではありますが、スピン量が多く噴き上がるようなボールになる方にはおすすめです。
また、ボール初速が高まりやすいことも「PARADYM トリプルダイヤモンド」の大きな魅力。ジョンラーム選手やザンダーシャウフェレ選手は、このドライバーを使用してボール初速を大きくアップさせました。
中級者・上級者ゴルファーの方で、スピン量を少なく強いボールを打ちたい方は、ぜひこちらのドライバーを使用してみてはいかがでしょうか。
フェアウェイウッド:PARADYM トリプルダイヤモンドT(3HL)(キャロウェイ)
河本力選手の他、ジョンラーム選手などのプロゴルファーが使用する「PARADYM トリプルダイヤモンドT」フェアウェイウッド。
「PARADYMドライバー」と同じように非常に高いボール初速が出ることが特徴的で、ドライバーと遜色のないほどの飛距離が出せるフェアウェイウッドとなっています。
ただし、これは河本力選手のようなトップアスリートゴルファーに限る話であり、ヘッドスピード40前後のアマチュアゴルファーの方であれば、高い弾道を出すことのできないフェアウェイウッドにもなり得ます。
ユーティリティ:X FORGED UTアイアン(18°)(キャロウェイ)
ウッド型のユーティリティよりは難しいものの、通常のロングアイアンよりは優しく打てるアイアン型ユーティリティ。期待の若手の1人・杉原大河選手なども使用しています。
河本力選手は、5番ウッドや2,3番アイアンに近い18°のアイアン型ユーティリティ「X FORGED アイアン」を使用しています。
ウッド型のユーティリティよりも操作性が高いこちらは、上級者ゴルファーにとっては、飛ばしつつも、フェアウェイキープ率も高められるクラブになりえるでしょう。
顔はストレートネック気味であり逃げやすい見た目をしているため、フックが気になる方、ドローボールが持ち球の方にはおすすめです。
アイアン:APEX TCB アイアン(3番, 4番)(キャロウェイ)
河本力選手の他、ジョン・ラーム選手、ザンダー・シャウフェレ選手、石川遼選手など、実力のあるトッププレイヤーの多くが使用する「APEX TCB アイアン」。
「X FORGED CB」と似たアイアンではありますが、オフセットは小さく、ブレード長は短く、トップラインは薄くなっており、より上級者向けのアイアンに仕上がりました。
ただし、軟鉄鍛造ボディに「ツアーチューンド・フェースプレート」を採用したことで、反発性能に加え、スピン性能や打感も追求。上級者ゴルファー・ツアープロにとっては、操作性の高い、扱いやすいアイアンとなっています。
アイアン:APEX MB アイアン(5番-9番)(キャロウェイ)
ストレートネックで顔も小さい、ザ・マッスルバック「APEX MB アイアン」。
扱うことが難しそうに見えるアイアンではありますが、打感の良さ、抜けの良さ、操作性の高さ、スピン性能の高さ…、どの面をとっても、上級者ゴルファーが好むアイアンになっています。
前作の「APEX MB アイアン」よりは、若干顔が大きくなっており優しめではあるので、マッスルバックアイアンを試してみたい上級者の方には、こちらのアイアンはおすすめです。
ウェッジ:JAWS RAW ウェッジ(48°, 54°)(キャロウェイ)
河本力選手や西村優菜選手などが使用する「JAWS RAW ウェッジ」はフェース面がノーメッキであり、打感が非常に柔らかなことが特徴的。
JAWSの魅力であるスピン性能の高さと、ノーメッキゆえのスピン性能の高さが相まって、止めるアプローチを打ちやすくなっています。
また、他のウェッジよりも高い球が出やすくなっているため、距離のあるアプローチでもより止まりやすいウェッジに仕上がりました。
ご自身の使いやすそうなソール形状のものを使用すれば、グリーン周りでの大きな武器になること間違いなしです。
ウェッジ:JAWS ウェッジ(60°)(キャロウェイ)
ソールの抜けの良さと、スピン性能の高さが特徴的な「JAWS ウェッジ」。
溝ルール制限に迫った「37Vグルーブ」では、溝に緩やかな角度のデザインで、溝のエッジ部分を最大限鋭角に。また、溝と溝の間を凸状にすることで、摩擦係数を向上する「NEWマイクロフィーチャー」も搭載しました。
これにより、フルショットから短い距離のアプローチまで、強烈なスピンがかかることを実現しています。
パター:ODYSSEY WHITE HOT OG ROSSIE S(キャロウェイ)
キャロウェイ「WHITE HOT」シリーズの20周年モデル「WHITE HOT OG」。
河本力選手は、マレット形状でショートスラントネックの「WHITE HOT OG ROSSIE S」を使用しています。
ROSSIEタイプは、慣性モーメントが高くオートマチックに打ちやすいことが特徴的であり、ジョン・ラーム選手や西郷真央選手なども使用するパターです。
とは言え、ショートスラントネックのパターにすることで、少しは操作感を残していることが河本力選手のこだわりポイントだと考えられます。
多くのプロゴルファーが使用しており、リーズナブルな値段で購入できるパターとなっていますので、初心者〜上級者までパターを安定させたい方は、ぜひ一度こちらを試してみてはいかがでしょうか。
ボール:CHROME SOFT X(キャロウェイ)
河本力選手に、ジョン・ラーム選手、石川遼選手、杉原大河選手、西村優菜選手…。男女問わず世界中のトッププロが愛用する「CHROME SOFT X」。
スピン性能の高さと直進性の高さのバランスが取れたキャロウェイゴルフ最上級のゴルフボールであり、アマチュアゴルファーの多くにもおすすめできます。
安価とは言えませんが使用してみる価値のあるゴルフボールですよ。
ハードヒッターはプロゴルファー河本力選手のクラブセッティングを参考に
今回の記事では、日本男子ツアー期待の若手・河本力選手のクラブセッティングをご紹介しました。
ツアー屈指の飛距離を持つ河本力選手のクラブセッティングは、そう多くのアマチュアゴルファーには参考にはできないものの、ヘッドスピードが50m/sを超えるようなハードヒッターの方には、参考になるクラブも多かったはず。
300ヤード超えを連発するようなゴルファーの方は、ぜひ河本力選手のクラブセッティングを参考にしてみてはいかがでしょうか。