「セントリートーナメントofチャンピオンズ」「ザ・アメリカンエキスプレス」「ザ・ジェネシス招待」
上記3戦に続いて、歴史ある「マスターズ」で2023年の4勝目を挙げたジョン・ラーム選手。
2021年には「全米オープン」を制しており、今回の「マスターズ」制覇で4大メジャーの2戦を勝ち取ったゴルファーにもなりました。
今回の記事では、世界を代表するプロゴルファー、ジョン・ラーム選手のクラブセッティングをご紹介します!
ジョン・ラーム選手のクラブセッティング(2023年版)
2023年マスターズを制したジョン・ラーム選手のクラブセッティングは以下の通りで、ドライバー、フェアウェイウッド2本、アイアン7本、ウェッジ3本、パターの合計14本が入っています。
(2023年マスターズ最終日のクラブセッティング)
メーカー | クラブ名 | |
ドライバー(10.5°) | キャロウェイ | パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー |
フェアウェイウッド(16°, 18°) | キャロウェイ | パラダイム トリプルダイヤモンドT |
アイアン(4番-PW) | キャロウェイ | APEX TCB アイアン |
ウェッジ(52°, 56°, 60°) | キャロウェイ | JAWS RAW ウェッジ |
パター | キャロウェイ | ODYSSEY WHITE HOT OG ROSSIE S |
ボール | キャロウェイ | CHROME SOFT Xボール |
ドライバー:パラダイム トリプルダイヤモンド(10.5°)(キャロウェイ)
ジョン・ラーム選手だけでなく、ザンダー・シャウフェレ選手、キム・シウー選手なども使用する、プロ仕様のドライバー「パラダイム(PARADYM)トリプルダイヤモンド」。
“パラダイムシフト(=劇的な変化をもたらす)” から派生したネーミングということですが、ジョン・ラーム選手の4勝に加えて、キム・シウー選手とサム・バーンズ選手、「パラダイム」を使用するジャスティン・ローズ選手の勝利など、「パラダイム」ユーザーがPGAツアーで大暴れをしています。
飛距離性能の高さは噂通りのものであり、低スピン・高初速・強弾道が特徴のこのドライバーは、ヘッドスピードが速く、高い球を打てるゴルファーなら、飛距離が伸びる可能性が非常に高いです。
また、「パラダイム トリプルダイヤモンド」のみならず、全シリーズを通してサイドスピンの入りづらさも大きな特徴。
多少ミスヒットをしたとしても大きく曲がることは少なく、寛容性の高さと安心感を感じられるドライバーとなっています。
フェアウェイウッド:パラダイム トリプルダイヤモンドT(16°, 18°)(キャロウェイ)
飛び過ぎ注意。ドライバーと同じくとんでもない飛距離性能を発揮するフェアウェイウッド「パラダイム トリプルダイヤモンド」。
やや小ぶりなヘッドサイズになっており、ドロー・フェードの打ち分けがしやすい上級者向けのフェアウェイウッドとなります。
フェースはややオープン気味で、フェードバイアスのかかったウッドになるので、左へのミスは絶対にNGという上級者ゴルファーにおすすめです。
アイアン:APEX TCB アイアン(4番-PW)(キャロウェイ)
2023年のマスターズではもちろん、2021年の全米オープン制覇時にもジョン・ラーム選手が使用していた「APEX TCB アイアン」。
2021年の東京オリンピックでは、ザンダー・シャウフェレ選手が使用して、見事金メダルを獲得しました。
日本では石川遼選手や河本力選手も愛用するなど、世界のトッププロから絶賛されるこのアイアンは、トップラインは薄く、ソール幅も狭い、非常にコンパクトなアイアンとなっています。
そのため、深いラフなどの操作性を問われる状況下においても、少ない抵抗でショットを打つことができ、プロにとってはこれ以上ないアイアンとも言えます。
その上、ヘッド内部にタングステンウェイトを、バックフェース部にもタングステンプレートを搭載する4ピース構造となっていることで、最適な重心位置とミスに対する寛容さを実現しています。
初心者・中級者には難しいアイアンですが、トップアマを目指すような方はこのようなアイアンを使ってみても良いのではないでしょうか。
ウェッジ:JAWS RAW ウェッジ(52°, 56°, 60°)(キャロウェイ)
ジョン・ラーム選手が使用する「JAWS RAW」は、フェース面がノーメッキであり、スピンのかかりやすさが抜群のウェッジ。
日本国内でも、西村優菜選手や河本力選手などのプロが「JAWS RAW」の入ったクラブセッティングで優勝を遂げています。
リーディングエッジがストレート形状になっており、ウェッジもアイアンの感覚で打ちたいというゴルファー好みの形だとも言えます。
また、ノーメッキ特有の柔らかな打感もおすすめポイントの一つ。
ぜひ一度手に取って試してみてください。
パター:ODYSSEY WHITE HOT OG ROSSIE S(キャロウェイ)
オートマチックに真っ直ぐ打ちやすい、高慣性モーメントのマレットタイプでありながら、重心を浅くヘッドの操作性を高めた「WHITE HOT OG ROSSIE S」。
オートマチックさとヘッドの操作性とがバランスよく取れたパターであり、ジョン・ラーム選手の他、西郷真央選手などが使用しています。
フェースの開閉はさせつつも、できる限り簡単なパターが欲しいという方は、こちらのパターを試してみる価値ありですよ。
ボール:CHROME SOFT X(キャロウェイ)
ジョン・ラーム選手の他、石川遼選手や杉原大河選手などの日本男子プロ、西村優菜選手などの日本女子プロと、数多くのトッププロが愛用する「CHROME SOFT X」。
スピン性能の高さと直進性の高さがこのボールの最大の特徴であり、男女問わず数多くのユーザーから愛用される理由です。
比較的高めのゴルフボールにはなりますが、ぜひ一度使用してみて、キャロウェイのゴルフボールの性能の高さを感じてみてください。
トップアマはジョン・ラーム選手のクラブセッティングを参考に!
今回の記事では、「マスターズ2023」で優勝をし、4大メジャーで2勝目を遂げた、ジョン・ラーム選手のクラブセッティングをご紹介しました。
初心者・中級者が使うには難しいクラブセッティングでしたが、上級者やプロを目指すような方には参考になるセッティングだったのではないでしょうか。
トップアマやトップアマを目指される方は、ぜひジョン・ラーム選手のクラブセッティングを参考にしてみてください。