後藤未有(みゆ)プロは2000年9月生まれで、女子プロゴルフ界では有名なプラチナ世代(ミレニアム世代ともいいます)の一人です。
福岡・沖学園高2年時の2017年「全国高校選手権」で個人戦2位になり、翌18年の「日本女子オープン」では首位と3打差5位で予選を通過して注目され、8位フィニッシュでローアマチュアに輝いています。
2019年のプロテストでは、合格ラインに1打足りずに不合格でしたが、2020年の再挑戦で見事合格、プロゴルファーとしての歩みを始めました。2021年にステップアップツアー「かねひで美やらびオープン」でプロ初優勝をしています。
JLPGAのスタッツでは2023年のメルセデスランキングは46位、2024年のレギュラーツアーの全試合のシード権をもっています。ドライバーの平均飛距離は55位の237.92ヤードで平均的ですが、平均パット数が29.10の19位ですので、パットが得意な選手です。
そんな後藤未有プロの2024年版のクラブセッティングを紹介します。
プロゴルファー・後藤未有のクラブセッティング(2024年版)
後藤未有プロはホンマゴルフとクラブ契約をしており、ボールはダンロップと契約をしています。
メーカー | クラブ名称 | シャフト | |
---|---|---|---|
ドライバー(9.5°) | ホンマゴルフ | ツアーワールド GS | VIZARD FZ-6 (S) |
フェアウェイウッド (3番15°, 5番18°) | ホンマゴルフ | ツアーワールド GS | VIZARD PT 50(S) VIZARDTR20-65(S) |
ユーティリティー (21°, 24°) | ホンマゴルフ | ツアーワールド TR21 | VIZARD TR20-65(S) |
アイアン (6番~10番) | ホンマゴルフ | ツアーワールド TR20P | NS850GH(R) |
ウェッジ (48°, 52°, 58°) | ホンマゴルフ | ツアーワールド W | NS950GH(S) |
パター | キャロウェイ | オデッセイ TOULON SAN DIEGO | |
ボール | ダンロップ | スリクソン Z-STAR XV |
ドライバー(9.5°):ツアーワールド GS(ホンマゴルフ)
後藤未有プロは、ドライバーには「ツアーワールド GS」をセッティングしています。
スピードアップを追求するだけでは、飛距離性能は最大化しません。ホンマゴルフは、クラブ全体のパフォーマンスを底上げすることで「飛びとやさしさ」の両立を実現させました。
クランクスリットをソール部に使うことで、たわみ戻りを瞬時に生みボールスピードをアップ、オフセンターヒットでもギア効果を高め、弾道を補正する効果も期待できます。
また、ラジアルフェースの採用により反発力・反発エリアを最大化させることでボールスピードアップを実現し、打点の上下のブレに強く、特に、フェースの下部分にヒットでも高初速が出るようにしています。
さらにキールデザインというヘッド後方のヒール寄りにタングステンウエイトを搭載するドローバイアス設計を採用し、やさしさとつかまりの良さを実現しています。
フェアウェイウッド(3番15°, 5番18°):ツアーワールド GS(ホンマゴルフ)
後藤未有プロがセッティングしている「ツアーワールドGSフェアウェイウッド」は、ドライバーと同じテクノロジーをフェアウェイウッドにも採用。ボールを浮かし、まっすぐ飛ばすというフェアウェイウッドに求められる性能を、ホンマゴルフが誇る高度なテクノロジーによりさらなるレベルへと引き上げています。
ドライバーにも採用されているクランクスリットは、スリットをクランク形状にすることでセンターの直線部の長さは短くなります。これによりセンターヒット時の反発スピードがアップし、トゥ&ヒールヒットでは高いギア効果を発揮します。
ドローバイアステクノロジーは加重位置をヒール側から後方にかけて配置させ、重心深度を深く設計することでつかまりの良さと直進性の高い高弾道を実現しています。
ユーティリティー(21°, 24°):ツアーワールド TR21(ホンマゴルフ)
高反発で高弾道なコントロールユーティリティの「TR21ユーティリティー」は抜けの良い小ぶりなヘッド形状で、偏肉設計によりフェース素材の反発力を高め、初速アップを実現しています。
「NON-ROTATING SYSTEM」という付属のトルクレンチにより、シャフトを脱着・回転することなく、ライ角やロフト角、フェースアングルの無段階調整が可能というホンマゴルフ独自の画期的な調角機能を採用しています。
アイアン(6番~10番):ツアーワールド TR20P(ホンマゴルフ)
後藤未有プロが使用する「ツアーワールド TR20P」は、やさしさとビッグキャリー性能を兼ね備えた鍛造ポケットキャビティーアイアンです。Lカップフェースの採用により、フェースの広範囲で初速がアップ、ミスによる浅い当たりになっても飛距離のロスを抑えられます。
ロフト角は、6番アイアンが27°でピッチングウェッジにあたる10番アイアンは43°となっており、一般には6番アイアンから11番アイアン(48°)までの6本でのセット販売となっています。
後藤未有プロは、11番の代わりにホンマゴルフのウェッジ「TW-W」を使用しています。
ウェッジ(48°, 52°, 58°):ツアーワールド TW-W(ホンマゴルフ)
後藤未有プロや金澤志奈プロなどがセッティングしている「ツアーワールド TW-W」ウェッジにはIソール、Cソール、Sソールの3種類がラインアップされており、Iソールはイメージ通りの高さと距離感が出せます。Cソールはしっかりとスピンが入り、Sソールはフェースを開かなくてもセミロブが打てます。
Iソールのウェッジには48°, 50°, 52°, 54°がラインアップされ、Cソールには56°, 58°, 60°が、Sソールには57°, 61°がラインアップされています。
パター:オデッセイ TOULON SAN DIEGO(キャロウェイ)
「オデッセイ TOULON SAN DIEGO」は、ブレードヘッド・クランクネックを備えたいわゆる「ブレード型」のパターで、もはや完成されたデザインと言っても過言ではないパターとなっています。
デザイン的には大きく変えようがないなかで、内蔵ウェイトをフェース寄りにして浅重心化し、ボールによりスムーズな順回転を与えやすくなっています。
ボール:スリクソン Z-STAR XV(ダンロップ)
「Z-STAR XV」は2023年2月にリリースされたツアープロ使用モデルのボールで、松山英樹プロや畑岡奈紗プロなど世界を代表するトップゴルファーが多く使用しています。
「Z-STAR」シリーズの中でも特に飛距離性能にフォーカスしたモデルで硬度分布を最適化した「ファストレイヤーD.G.」コアを搭載しています。
コア中心部の硬度変化を大きくする事で、ボール初速アップ、ドライバーの飛距離性能が向上し、コア全体の2/3付近にかけて硬度を高める事で、アイアンのスピン量を向上させ、コア表面付近の硬度変更を緩やかにする事で、すぐれたアプローチスピンとアイアンスピン性能を実現しています。
後藤未有プロのクラブセッティング2024 まとめ
後藤未有プロがクラブ使用契約を結ぶホンマゴルフは、アマチュアゴルファーでも使いやすい寛容性の高いクラブを多く取り揃えています。
比較的安価に手に入るクラブも多くありますので、ぜひ後藤未有プロのクラブセッティングを参考に使用を検討してみてはいかがでしょうか。