7歳の時に初めて競技ゴルフに出場した馬場咲希選手は、高校1年時に「東京都女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝しています。また「全国高等学校ゴルフ選手権大会」に出場するなど、当時から有望視されていたゴルファーです。
2022年8月8日から14日まで開催された女子ゴルフ「全米アマチュア選手権」では優勝を飾り、日本人としては、1985年の服部道子選手以来37年ぶり2人目の快挙だったため、更なる注目を浴びました。
その他数々の成績を残したのち、2023年11月3日の最終プロテストで合格。プロゴルファーとしての道を切り開きました。
今回の記事では、プロゴルファー・馬場咲希選手の2023年版クラブセッティングを紹介していきます。
プロゴルファー・馬場咲希のクラブセッティング2023
馬場咲希選手は、主にブリヂストンの製品を使用しています。
メーカー | クラブ名 | シャフト | |
ドライバー(9.5°) | ブリヂストン | B-Limited B1 | ベンタス ブラック 6 (S) |
フェアウェイウッド (3番15°) | ブリヂストン | ツアーB XD-F | スピーダー569 エボIV (X) |
ユーティリティ (3番18°) | ブリヂストン | B1 HY ユーティリティ | Tour AD DI 85 (S) |
アイアン(4番〜PW) | ブリヂストン | 201CB アイアン | MODUS3 TOUR 105S |
ウェッジ(50°, 54°) | ブリヂストン | BRM ウェッジ | MODUS3 TOUR 105S |
ウェッジ(58°) | ブリヂストン | BRM2 ウェッジ | MODUS3 TOUR 105S |
パター | テーラーメイド | TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB1.5 | |
ボール | ブリヂストン | ツアーB X |
ドライバー(9.5°):B-Limited B1(ブリヂストン)
昔ながらのブリヂストンらしい洋ナシ顔のようなフォルムを持っている「B-Limited B1 ドライバー」。Bシリーズでは1番ハードで、馬場咲希選手は2021年から愛用しているお気に入りのドライバーです。
ヘッドの追従性が良く、ヘッドがどこにあるのかがスイング中に感じ取りやすいため、初心者にとっても扱いやすいドライバーになっています。
馬場咲希選手は、安定性に優れたB-Limited B1に「ベンタスブラック」をセッティングしています。手元がしっかりしており、ロースピン傾向でのパワーフェードが打ちやすいシャフトであるため、「B-Limited B1」と組み合わせることで安定してフェードを打てるようにしているのではないでしょうか。
フェアウェイウッド(3番15°):ツアーB XD-F(2016年)(ブリヂストン)
アスリートゴルファー向けシリーズ2種類の中で、構えやすさとボールの拾いやすさを追求して作られている「ツアーB XD-Fフェアウェイウッド」。飛距離性能と打感の良さがこのフェアウェイウッドの特徴です。
球を上げやすいクラブであるため、方向性を意識して抑え気味にショットした際でも高さが出て、しっかりとグリーンキャッチを狙えます。
また、ストレートに見せるリーディングエッジと、フラットなクラウンの相乗効果でフェースのスクエア感が増し、ターゲットを真っ直ぐ狙うイメージが高まります。拾いやすさを追求した「ペッタリ感」が実戦でのポテンシャルを発揮し、芝から打つクラブとしての許容性も高めてくれるでしょう。
馬場咲希選手は、「スピーダー569 エボリューションIV」をセッティングしていることから、ドライバー同様に軽いフェードを打てるようにしているのではないでしょうか。
ユーティリティ(18°):B1 HY(ブリヂストン)
ブリヂストン「B1 HYユーティリティ」は、直進性に優れたプロ・アスリートを対象に作られたクラブです。
ソールのセンター部分を硬くしたボディ剛性で、直進性を追求。前後加重でタテ慣性モーメントをさらに大きくして、縦方向のブレを軽減し、確実にピンを狙うことができます。
アイアン(4番-PW):201CB(ブリヂストン)
安定性と打感がとても柔らかく飛距離性能も高い「201CB アイアン」。
馬場咲希選手は、ブリヂストン「201CB アイアン」を中学3年時から愛用しており、小さな顔で据わりも良く、打球の高さや最高到達点も安定することが特徴的です。
馬場咲希選手はアイアンの打感を大切にしており、 “裂けるチーズをさらに裂く” といった表現になるような裂けていく打感を持つ「201CB アイアン」を好んだとのこと。
2023年9月18日に発売された、新モデル「TOUR B 201CB アイアン」は許容性と操作性が最適化されています。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ウェッジ(50°, 54°):BRM(ブリヂストン)
馬場咲希選手は、ウェッジにブリヂストン「BRM ウェッジ」をセッティングしています。
「BRM ウェッジ」には、溝と溝の間にミーリングされているバッティングレールミルドが搭載されていて、ラフなど悪い状況でもしっかりボールにスピンをかけることができるようになっています。
またソール形状は、ロフトに対して適正な形にデザインされた4種類から選択することができます。
思い通りのスピンが掛けられる上、ご自身のスイング等に合わせたウェッジを選ぶことが可能ですよ。
ウェッジ(58°):BRM2(ブリヂストン)
ブリヂストン「BRM2 ウェッジ」は2022年9月に発売されたクラブです。軟鉄鍛造の本格派ウェッジで、3タイプのソールにより打ち手のニーズに幅広く応える仕様となっています。
「BRM2 ウェッジ」はプロ・トップアマチュアからの人気も高く、格好が良くスピン性能が抜群であるノーメッキタイプのものも特注で作ることが可能です。
パター:TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB1.5(テーラーメイド)
パターは「TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB1.5」を使用している馬場咲希選手。
「ジュノ TB1.5」は、トランスホーゼルを搭載したブレードタイプで、トラディショナルなヘッド形状に、打点のズレやストローク中のねじれを抑制するトラスホーゼルを合わせたモデルになっています。
すでに発売されている「ジュノ TB1」と比べてフェースが上を向く度合いが大きく設計されているため、使い勝手の良いパターなのではないでしょうか。
ボール:ツアーB X(ブリヂストン)
ボールはブリヂストン「ツアーB X」を使用しています。「ツアーB X」は、馬場咲希選手の他にも吉田優利選手や、原英莉花選手、金谷拓実選手など数多くのプロが使用するボールです。
「ツアーB X」は、スピン量が少なく、打ち出しが高くなりやすいのが特徴です。また高い飛距離性能も備えており、タフなミドル・ロングホールでは強い武器になること間違いなし。
馬場咲希プロのクラブセッティングは男性ゴルファーの参考にもおすすめ
今回は、馬場咲希選手のクラブセッティングと使用クラブについて紹介してきました。馬場咲希選手のクラブセッティングは、男子ゴルファー顔負けのハードなクラブが多数入っていました。
シャフトも含めて、平均より少し力のある男性ゴルファーの方に特におすすめしたいセッティングでしたので、どのクラブにしようか悩んでいる男性ゴルファーはぜひこの記事を参考にしてみてください。