ラウンドデビューまでに確認を!初心者必読のゴルフルールの覚え方

ラウンドデビューまでに確認を!初心者必読のゴルフルールの覚え方
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ラウンドデビューの日にはいろいろと気になることがあるかと思います。

その中で「ゴルフのルールにはどんなものがあって、どのように覚えたらいいの?」なんて悩む方もいるのでは?

今回は、初心者ゴルファーがラウンドデビュー前までに知っておくと良いルールを説明していきます。

目次

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ゴルフルールを覚える前に。コース内のエリアを覚えておこう!

ゴルフルールを覚える前に。コース内のエリアを覚えておこう!

ゴルフ場のコース内にはいろいろなエリアに関する名称があります。その名称を知っておかないと、ラウンド当日にどこのことを言っているのかわかりません。

まずは、ルールブックにも定義されている最低限知っておくべき5つのエリアを覚えておきましょう。

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ティーイングエリア

ティーイングエリア

ラウンドでは18ホールを回りますが、それぞれのホールで最初に打つ場所がティーイングエリアです。

このエリアからのショットは、地面から直接打つだけでなく、ティーの上にボールを乗せて打つことができます。(上図1)

ペナルティーエリア

ペナルティーエリア

林や池などボールが打てないような場所をペナルティーエリアと言います。ペナルティエリアは、赤色や黄色の杭、白色の杭で囲ってあります

このエリアに打ってしまった場合は救済を受けるためのルールがあります。(上図2)

バンカー

バンカー

グリーンまでの途中やグリーンの周りなどに配置されたくぼみに砂が入っているエリアをバンカーといいます。

バンカーではさまざまなルールがあるので注意が必要です。(上図3)

パッティンググリーン

パッティンググリーン

パッティングをするエリアはグリーンと呼ばれています。(上図4)

その他のエリアと比べて傷がつきやすくなっているので、足を引きずったり走ったりすることはNGとなっています。

ジェネラルエリア

ジェネラルエリア

上記の4つのエリア以外の通常にプレーをするエリアをジェネラルエリアと言います。エリアの中にはフェアウェイ、ラフなどがあり、ペナルティエリアでない林の中などもジェネラルエリアに含まれます。

フェアウェイとは芝が刈り込まれたエリアラフは芝がやや伸びた状態のエリアのことを指します。フェアウェイの方がボールが打ちやすいので、ゴルファーはこのエリアを狙ってボールを打ちます。

ペナルティーについて覚えておくとラウンドで悩まない!

ゴルフルールの中で、ペナルティーとは、打てない場所に打ってしまった時に救済を受ける場合や、ルール違反をしてしまったときに罰として打数を加算することです。

具体的にどんなペナルティーがあるのかを知っておくとラウンドで役に立ちますよ。ただし初心者ゴルファーにとって、このルールのすべてを覚えるのは難しいので、基本的なことだけ把握して、残りはラウンドしながら覚えていきましょう。

ティーショットでチョロをした場合のペナルティー

ティーショットでチョロをした場合のペナルティー

意外と知られていないのですが、ショットをする意思があってチョロになった場合でもティー区域内であれば無罰でティーアップをして打つことが可能になっています。また、ティーアップの場所を変えても問題ありません。

それ以前はボールのある場所から第2打目として打たなければなりませんでしたが、2019年のルール改正で変更されたためです。

このルールはラウンドデビューをするような初心者にとっては気が楽になりますね。

OBをした場合のペナルティー

OBをした場合のペナルティー

OBとはアウトオブバウンズの略で、ゴルフ場が決めたコースの境界線の外側がOBとなります。OBのエリアは通常、白い杭で表示されているので、その外側に飛んで行ってしまうと、1打罰を加算して打った場所から打ち直しになります。

例えば、ティーショット(1打目)がOBとなって打ち直しをする場合、打ち直しのボールは3打目となります。また2打目がOBとなって打ち直しをすると、同じように打ち直しのショットは3打目ではなく4打目となります。

また、多くのゴルフ場ではOBをしたゴルファーのための特設ティーが用意されています。特設ティーを使用する場合は2打罰を加算することになりますが、グリーンに近い箇所から打ち直しができるため、初心者ゴルファーの方は特設ティーを使うことで、ファストプレーの徹底とスコアアップに繋がりやすくなりますよ。

ペナルティーエリアに打ち込んだ場合のペナルティー

ペナルティーエリアに打ち込んだ場合のペナルティー

池などのペナルティーエリアに打ち込んでしまうと、ボールがなくなるか、打てない状況になってしまいます。この場合、ペナルティーエリアの縁を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上で、そのペナルティーエリアの外に1打罰を加算してドロップするという救済を受けてプレーを続けることができます

例えば、2打目をペナルティーエリアに打ち込んだ場合、ペナルティーエリア外にドロップして次のショットを打つとすると、そのショットは3打目ではなく4打目になります。

なお、ペナルティーエリア内にあってもボールが打てる状態と判断した場合は、その場所から打罰の加算なしに打てますが、ラウンドデビューのような場合は、できるだけ救済を受けた方が良いです。

ボールが打てない場合のペナルティー

ボールが打てない場合のペナルティー

木の根元やブッシュ(茂み)の中に入ってしまうとボールを打てないこともあります。この時は「アンプレアブル」を宣言して、1打罰を加えて指定された場所から打つという救済を受けることができます。

救済場所の規定は3か所あり、1.元のボールがあった場所、2.ホールとボールを結んだ線の後方、3.ボールのある位置から2クラブレングス以内の選択ができます。

昔はホールとボールを結んだ線の後方を選択した場合、ドロップしたボールがホールに近づかないことが条件でしたが、2023年のルール改正で、ドロップした地点からワンクラブレングス内であれば良いと変更になっています。

バンカーに入った場合のペナルティー

バンカーに入った場合のペナルティー

バンカー内ではアドレスした時にソールを砂につけることは禁止されています。これは砂の状態を変えてはいけない、というルールから来ていて、もしソールをしてしまった場合は2打罰が付加されます。

一方、バンカー内のボールの側に小石や枯れ葉などがおちている場合、ルースインペディメントとして取り除くことはできますし、アドレスでゴルフシューズを砂の中に潜り込ませることも問題ありません。

さらにバンカーが苦手な初心者の場合、2打罰を加えれば、ホールとボールを結んだ線上のバンカー外にドロップすることも可能です。

プロゴルファーでも判断が難しい障害物からの救済方法

ゴルフを長くやっているベテランゴルファーでも救済方法に関するルールは覚えきれていないこともあります。

特に障害物に対する救済方法は細かなルールがあり、全てを覚えるのは難しいので、初心者ゴルファーの方は概略だけ覚えておきましょう

障害物は「動かせる障害物」と「動かせない障害物」があり、それぞれで対応方法が違います。

動かせる障害物の救済方法について

動かせる障害物の救済について

動かせる障害物は無罰でその障害物を取り除くことができます。例えば、カード道を示す看板、ペナルティーエリアを示す赤杭や黄杭、ヤード杭、バンカーレーキなどで、杭などは抜くことも可能です。もちろん、ショットの後は元に戻すようにしましょう。

なお、杭の中でもOBを示す白杭は障害物ではなく抜くことができませんので、この点は注意しておきましょう。

動かせない障害物の救済方法について

動かせない障害物の救済について
  • カート道
  • 修理地
  • 排水溝
  • スプリンクラー
  • 樹木の支柱
  • 一時的な水
  • 穴掘り動物、虫、鳥などによって作られた穴

動かせない障害物には上記のようなものがあります。

動かせない障害物の場合は、「プレーヤーは通常は完全な救済のニアレストポイントに基づく救済エリアに球をドロップすることによって救済を受けられる」と規定されていて、無罰でボールを移動できます

ニアレストポイントとは、ボールがあった場所からホールに近づかない一番近い場所で、かつ、カート道にアドレスやボールががかからない場所のことを言います。

救済を受ける場合は、ニアレストポイントを決めた後、そのポイントからワンクラブレングス以内にドロップをします。

このニアレストポイントの決め方は難しく、プロの試合でも競技委員を呼んで確認しているケースもよく見かけます

初心者の場合は、ニアレストポイントを厳格に考えすぎる必要はないはずなので、同伴者がニアレストポイントに同意してくれたら、だいたいの場所にドロップをすると良いですよ。

各ゴルフ場には独自のローカルルールがある

R&AとUSGAが決める世界的に共通なルール以外に、各ゴルフ場が決められるローカルルールがあります。

ここからはローカルルールの代表例を紹介します。また、このローカルルールはゴルフ場によって異なることもあるので確認が必要です。

前進4打(プレーイング4)

前進4打(プレーイング4)

ティーショットでOBをしてしまった場合、正式にはティーショットを打ち直します。

しかし、ゴルフ場によっては前進4打用の特設ティーがあり、前進4打とは、特設ティーからプレーイング4(4打目)として打てるというローカルルールです。

注意が必要なのは「特設ティーで打つことができる」と「特設ティーで打たなければならない」という二つの表現があり、前者は打ち直しができますが、後者は必ず特設ティーから打たなければなりません

特設ティーで打つ場合は4打目としてショットをしますが、これは1打目のショットで1打、OBで1打罰、前方に進んでいるので1打罰を追加、そして特設ティーで打つ1打で合計4打となるためです。

2打目以降のOB

2打目以降のOB

ティーショット以外でOBをしてしまった場合も元の位置から打ち直しが基本なのですが、2019年のルール改定後、OBをしたと思われる地点から打てるというローカルルールも設定できるようになりました。

これはボールの地点に行ってみたらOBだった、というケースがあり、元の場所に戻ると時間がかかってしまうので、OBになったあたりから打てるというローカルルールを設定できるようになったのです。

この場合のストローク数は、2打目、OBで1打、前方に進んだ分で1打となるので5打目のショットになります。

このローカルルールがない場合は、OBやロストボールの可能性があるときは、その場で暫定球を打っておくことも可能です。

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プライベートで決めるルールもある

正規のルール、ローカルルール以外にプライベートコンペや仲間同士で決めるルールもあります。

仲間同士ですからどんなルールでも構いませんが、よく使われるルールは下記の2つです。

6インチリプレースOK

6インチリプレースOK

ジェネラルエリア内ではボールを動かすことはできませんが、内輪のコンペなどではグリーンやバンカー以外は全て6インチ(約15㎝)動かしても良い、というルールを設定していることがあります。

これはボールのある場所が凹んでいたりするとミスが増えるので、打ちやすい状態で打てるようにする目的があります。

1グリップOK(パッティング)

1グリップOK(パッティング)

1グリップとはクラブのグリップの長さで約30㎝程度です。この距離ですとほとんどの場合、カップインできるので実際にパッティングをしなくても入ったことにして、プレーのスピードを上げることを目的としています。

同伴者が「OK」と言えばOKとなります。初心者の場合、2グリップ程度でもOKをしてくれることもあるので、早いプレーを心がけましょう。もちろんOKであっても1打は加算されるので、忘れないように打数を計算しましょう。

ラウンドデビューの際は最低限のゴルフルールを覚えておこう!

ゴルフでは、プレーヤーは自己申告の精神を持つことが求められます。つまり自分のプレーにおいてルール違反があった場合、誠実にその違反を申告することが大切なのです。

しかし、ラウンドデビューではすべてのルールを覚えられるわけではありませんし、何打も打つかもしれないので、自分が打った打数を数えるのも大変です。せっかくのラウンドデビューなので、最低限のルールだけを覚えてゴルフを楽しんでください。

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この記事を書いた人

d.ishidaのアバター d.ishida ゴルフライター

会社役員を退任後、趣味のゴルフを活かして、ゴルフ関連の記事執筆を行う。また、現役シニアツアープロのYouTubeチャンネルの運営・企画・撮影・編集も担当している。

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